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論文

トリチウム:熱測定による放射性物質量の測定

源河 次雄

応用熱分析; 高分子・医薬・電子材料など100種の測定データ解説集, 0, p.206 - 207, 1996/00

現在知られている同位元素は、約1600種あるが、そのうち安定同位元素は約300種、その他は全て放射性同位元素である。放射能測定用として用いられる伝導熱量計では、試料から一定の割合で発生し続ける熱を感熱素子を介してヒートシンクに流し、発生熱と流出熱が平衡に達した状態を読みとる。熱測定による放射能測定について、トリチウム製造用合金ターゲット$$gamma$$測定法を例として、工業高校卒業者に理解できる程度の内容で記述する。

論文

Test production of tritium 3.7TBq level from neutron-irradiated $$^{6}$$LiAl alloy targets

棚瀬 正和; 加藤 岑生; 本石 章司; 小野間 克行; 山林 尚道; 石川 勇; 永目 諭一郎; 工藤 博司; 四方 英治*

Journal of Nuclear Science and Technology, 22(2), p.147 - 152, 1985/00

 被引用回数:6 パーセンタイル:70.43(Nuclear Science & Technology)

中性子照射した$$^{6}$$LiAl合金ターゲットを使用して、3.7TBq規模のトリチウムの製造試験を、トリチウム捕集試験装置(TREX)やトリチウム除去装置(TRS)などより成る試験製造装置により実施した。トリチウムはターゲットを真空下、1073Kまで加熱して、放出させ、活性化ウランゲッターで回収した。その回収率は90%以上、得られたトリチウムガスの同位対比(T/(HTT)$$times$$100)は約50%であった。また、トリチウム安全取扱いを考慮した諸施設も、十分な性能を発揮した。

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